ケアマネージャーとの違い

ケアマネージャーとの違い

2020.10.11

役割が異なる

ケアマネージャーの正式名称は「介護支援専門員」です。2000年の介護保険法施行と同時に誕生した仕事です。そのため、ケアマネージャーとして働くためには資格が必要です。ケアマネージャーが活躍する場所はサービス事業所と福祉施設の2つです。事業所に勤める場合は、在宅で介護サービスを受ける人のケアプランを作成します。福祉施設に勤める場合は、施設の利用者を対象にケアプランを作成します。勤務先によって対象者は異なりますが、どちらもケアプランを作成するという点では変わりません。
一方、生活相談員が活躍する場所は多岐に渡ります。デイサービスや介護老人保健施設、特別養護老人ホームなどの高齢者向け介護施設だけでなく、病院や障害福祉施設でも活躍しています。利用者やご家族の相談を受けるソーシャルワーカーとしての役割を担い、施設の概要や費用の説明をします。また、地域行政や各所との連絡・調整を担う橋渡し役として機能します。利用者とサービス提供元の間に立つ、中立的な存在です。

ケアマネージャーの仕事

ケアマネージャーは利用者やご家族からの相談内容を基に、介護サービスの提案を行います。利用者が望む生活の実現を目指し、各所との連絡・調整を行い、ケアプランを作成します。ケアプラン作成時は、利用者に寄り添った目線が必要です。計画を実行に移した後も問題点がないかを観察し、必要に応じて改善していきます。ケアマネージャー資格を取得した人の多くは、介護福祉士などを経験した上でケアマネージャーに転職しています。受験条件には5年以上の実務経験が定められているため、ある程度の実績が必要です。

違いまとめ

生活相談員はサービスの利用を希望する人の相談を受け、各所との連絡・調整がメインとなります。利用者と外部機関の利害調整を行うため、主に相談窓口として機能します。一方、ケアマネージャーは利用者やご家族の要望に基づいたケアプランの作成がメインです。
また、必要な資格も異なります。生活相談員になるためには「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」のいずれかが必要です。ケアマネージャーになるためには「介護支援専門員」が必要です。

どちらも重要な役割を担う

日本は高齢化が進み、介護サービスのニーズは加速度的に伸びています。介護サービスを必要とする人に最適な提案を行う生活相談員とケアマネージャーは、これからの社会には欠かせない存在です。役割や仕事内容は違いますが、どちらも社会的意義のある仕事という点は同じです。

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