求められる人材と志望動機作成のコツ

求められる人材と志望動機作成のコツ

2020.10.20

求められる人材像を理解する

応募先に上手く自分をアピールするために、まずは生活相談員に求められる人材像を理解しましょう。生活相談員は利用者とそのご家族からの相談を受け、叶えたい要望をヒアリングします。譲れない条件や本当に必要としている支援は何なのかを常に考えながらコミュニケーションを図ります。また、各所との連絡・調整を行うため、総合的なコミュニケーション能力が求められます。相手の立場になって考え、寄り添った提案ができる人材が歓迎されます。
介護サービスの提供を実現するためには、ケアマネージャーをはじめとした様々なスタッフの協力が必要となるため、連携の要となる生活相談員はチームで働く力や調整力が必須です。また、対応次第で利用者の満足度が変わるため、常に責任感を持って仕事に取り組む姿勢が求められます。

志望動機作成のコツ

では、具体的な志望動機のまとめ方を見ていきましょう。まず、「なぜ生活指導員を希望するのか」を明確にしてください。「困っている人の役に立ちたい」「人のためになる仕事をしたい」など、自分の気持ちに正直になって考えましょう。次に、その理由を掘り下げます。「困っている人の役に立ちたい」という理由だけでは、介護職全般にあてはまります。そこで、他の介護職ではなく「生活相談員を選んだ理由」を考えましょう。地域コミュニティにおける介護サービスの橋渡し役として機能するという特徴を踏まえた上で、その使命を果たしていくための思いを書き出してください。
そして、自分の強みを洗い出し、キャリアの棚卸しをしましょう。これまでのことを振り返り、生活相談員に求められる資質を発揮した場面を思い出してください。介護職が未経験であっても、接客業として働いた経験が活きるかもしれません。責任感やコミュニケーション能力を発揮して成果を上げた経験をアピールすると効果的です。また、「なぜこの事業所・施設を選んだのか」も重要なポイントです。生活相談員としての熱意だけでなく、その職場にどのように貢献していくつもりなのか、今後のキャリアアップに対する取り組みなど、未来のことをポジティブに伝えましょう。
志望動機を伝える際は、抽象的な表現ではなく具体的なエピソードを交えてください。「コミュニケーション能力に自信があります」だけでは不十分です。自分のコミュニケーション能力が過去にどういった場面で役立ったのかをアピールすることで、採用担当者も具体的なイメージを持つことができます。もし、現場のリーダーになった経験があるのなら、大きな強みになるので積極的にアピールしてください。

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